【賛助会員法人紹介】社会福祉法人はりま福祉会 - 日の出医療福祉グループ
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【賛助会員法人紹介】社会福祉法人はりま福祉会

日の出医療福祉グループは令和5年8月に社会福祉連携推進法人日の出医療福祉グループになりました。近隣の医療・福祉法人と社員法人・賛助会員法人という形で連携し、地域に広いネットワークを広げ「誰一人取り残さない社会」の実現を目指しています。

そんな当グループのグループ理念「HINODE PRIDE」に共感していただき、人材・資材面で協力体制を築いている賛助会員法人について連載形式で紹介してまいります。

第2弾 社会福祉法人はりま福祉会

<法人概要>
・本部所在地:〒675-0016 兵庫県加古川市野口町長砂95番地の20(Google map
・実施事業:特別養護老人ホーム(従来型・ユニット型)・デイサービス・ショートステイ・居宅介護支援・サービス付き高齢者向け住宅・グループホーム・ケアハウス・訪問介護(定期巡回含む)・グループハウス
・ホームページ:https://seiryoen.or.jp/

お話を伺った相手


せいりょう園 施設長
福井 哲史さん

(ご経歴)
30歳の時他業種から介護業界に転職。45歳の時に社会福祉法人 博愛福祉会福祉会に入職し、翌年ゆとり庵尾上で管理者に。1年後一度グループから離れ、他法人で2年半勤務後、在宅ケアへの魅力を再確認し博愛福祉会に再入職する。ゆとり庵西条で管理者を務めたのち社会福祉法人はりま福祉会 せいりょう園へ施設長として出向する。

本日はよろしくお願いいたします。
まず、社会福祉法人はりま福祉会について教えてください。

社会福祉法人はりま福祉会は昭和57年10月に設立発起人会が発足し、昭和59年に設立認可を受け、翌60年に法人として登記されました。2025年で設立から40年を迎える、地域でもかなり歴史のある社会福祉法人です。地域ではおそらく法人名よりも「せいりょう園」という施設名で知られていると思います。
2022年に5代目の先代理事長が退任される際、もともと親交のあった大西弘文理事長(現・博愛福祉会 理事長)が後任となり、それをきっかけとして日の出医療福祉グループへ参入することになりました。その際に私も施設長として日の出医療福祉グループから出向しました。

法人の規模感はどれくらいでしょう?

事業所が15箇所(特別養護老人ホーム(従来型・ユニット型)、ショートステイ、デイサービス、ケアハウス、ヘルパーステーション(定期巡回付き)、サ高住、グループホーム、シェアハウス、在宅介護支援センターなど)あります。また、3月に小規模多機能型居宅介護事業所を新しく開設予定です。
職員数は約150名で、売上高は2023年度で7億2000万円くらいです。日の出医療福祉グループへの参入は、事業の立て直しというよりも、今後も地域共生社会の実現を社会福祉法人として主導していくために、その基盤となる自律的経営の継続を目指したものでした。

具体的にはどういうことでしょうか?

長く地域で存続してきた法人だからこそ、昔ながらのいいところと、時代に即していかないといけないところがあります。
例えば、コロナ禍前の話にはなりますが、施設の扉はあまり締め切らず利用者様が自由に施設内を行き来できるところや、状態の如何によらず、基本的にどの事業所でも看取りまで利用者様を受け入れようとするところ。そういった大らかさや自由度の高さは昔ながらであり、いいところだと思います。

時代に即さないといけないところは、受け入れた利用者様とご家族に対して「選択肢を提示する」ことです。
先代理事長の教えに、「老いは自然なものであり、それに抗わない」といったものがあり、施設に入られたところから看取りは始まるという考え方のもと、利用者様に寄り添い、生涯の最後の伴走をするという考え方をしていて、その分看取りへの対応力はとてもある法人です。

しかし、今はご家族の意向やご本人の意向を重視する時代なので、「自然な老いの過程に任せる」ほかに、「リハビリを行う」「治療を受ける」「緩和ケアを受ける」などの選択肢を説明するべきだと伝えています。終の棲家であるからこそ、最後まで意向に添った提案をしていこうと。
いいところもあるけど、よくないところもある。融合していきたいと思っています。

はりま福祉会の今後のサービス展開方針を教えてください。


これまでは、せいりょう園の中で介護サービスが完結でき、全施設で看取りができるという体制でした。今は、利用者様の心身の状態に合わせて、希望するサービスを利用すればいいんじゃないかという方針を進めています。特別養護老人ホームせいりょう園やサービス付き高齢者向け住宅に入居いただいている方でも、より適切なサービスが他にあるなら使ってもらえばいいと。

そしてせいりょう園としては、もっと地域に出て行こうと考えています。デイサービスなども、特にコロナの影響を受けたここ数年はほとんど入居者様のみでの運営だったので、療法士を配置し、外部から新しい利用者様を獲得したいです。ホームヘルパーステーション(訪問介護)も、法人内だけじゃなく、外への動きをもっと増やしていきたいですね。

これまでサービス的には閉じていた間口を意識的に広げれば、まだまだ伸びしろがあり、ポテンシャルが高いと思ってます。いろんな事業があり、いろんなサービスが提供できることは職員にとってもメリットが大きいと思います。

どんな職員が働いていますか?


穏やかなタイプが多く、何事にも柔軟です。数十年と勤めてくださっている職員さんもいて、支えてもらっています。
せいりょう園はかなり早く利用者様とご家族の施設内での面会を解除しました。具体的には2022年10月からそのように動き、利用者様の外出も行ったり。このことをはじめ職員へ相談したときも「いいじゃないですかー!」と声をあげてもらえて、実際に利用者様・ご家族にも喜んでもらえて、やってよかったと思いました。
そういった普通と変わった動きにも、柔軟に対応してくださるところが心強いですね。

今は日の出医療福祉グループとも人事交流を行い、私を含めた7名がせいりょう園内の各事業所へ出向し、逆にせいりょう園内から3名の職員に博愛福祉会へ出向してもらっています。運営の中心を担うことのできる人材や、様々な役割を担える人材、指導者の育成が大切であり、自分で考え行動できる職員を育てていくことが大切な課題です。出向者だけではなく職員全員の個々の能力を伸ばして、これからのせいりょう園で活躍してほしいと思っています。

今後の目標はありますか?

できる限り、サービスの利用者数が最大になるよう目指すことですね。あらゆるサービスを地域の皆様に利用していただくことが目標です。
そのために広報活動に力を入れようと思っています。今後もHPやSNSなど、継続的な発信をしていきたいなと思います。

また、3月31日に開設予定の小規模多機能型居宅介護事業所(リバティかこがわ1階で開設)では、在宅ケアに強い博愛福祉会のゆとり庵のノウハウをせいりょう園にも入れることができ、収益も上がるイメージがあります。
サービスの在り方としては、できるだけ家で過ごしていただけるような、訪問メインでの活用をご提案していきたいです。家での時間を増やせるように、本当の在宅ケアを実践していきたいですね。在宅メインが難しくなったら特別養護老人ホーム・ケアハウス・サービス付き高齢者向け住宅・グループホームがあるので、利用を検討してもらえたらと。地域の最初の入り口として、せいりょう園に行けば住み慣れた地域に居続けられるということを伝えたいですね。
せいりょう園は加古川市の中心といういい位置にあり、いろんな方向に行ける、いろんなサービスが提供できる法人なので頑張っていきたいです。

最後に、せいりょう園についてPRお願いします!

せいりょう園では現在職員を募集しています!
事業所が多いのでいろいろな経験ができ、更に日の出医療福祉グループと連携し、介護のプロになるための安定した基盤があると思います。
職員の平均年齢は少し高めですが、60~80歳代の大ベテランがいるなど、幅広く長く働けるところもいいところだと思います。有給の取得率も高く、男性の育児や介護休暇の取得実績もあります。
若い方にはチャンスが多い法人なのでぜひお越しください!

また、敷地内に2月から使える職員向けフィットネスルームを用意しました。そのほかにもオープンスペースもあるので、自由に使ってもらえるようにしたいなと思っています。

2月20~25日に、独自の「お仕事説明会」も開催予定にしています。
在宅支援をしたい、24時間できる在宅ケアに取り組んでみたいという方はぜひ来てみていただきたいです。3月に小規模多機能型事業所の内覧会も行いますので、2月が難しい方は3月でもお気軽にお越しください。

社会福祉法人はりま福祉会 せいりょう園は、地域ボランティアとの結びつきを大事にしたり、バイオリン演奏会の開催や、イベントホールの貸し出しなど介護サービスの提供以外にも独自の在り方で地域に根付いてきました
福井さんが施設長になり、職員の皆さんとお話しするときに一番最初に話したのが「せいりょう園全部を変えに来たわけではありません、いいものは残して、日の出医療福祉グループの新しいもの、考え方を融合させていきたいと思っています」だったとのこと。「これまでのままでいい」じゃなく「これから」を考えて、職員の意識も少しずつ変わってきたそうです。
ぜひ新しいせいりょう園へ行ってみてください!

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