広報インタビュー vol.03【保育事業】 - 日の出医療福祉グループ
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広報インタビュー vol.03【保育事業】

日の出医療福祉グループは介護・医療・保育分野において、兵庫県内および関東などの各地域で事業所を展開しています。
HINODE Prideをグループ理念に掲げ、提供するサービスがお客様・社員・地域のよろこびにつながるよう邁進しています。広報として、グループで活躍する人物や施設の取り組みをもっともっと知っていただきたい!
そんな思いで広報インタビューを連載いたします!

vol.3 保育事業 
北おうじ虹こども園園長 大西 浩之

profile
大学で福祉の勉強をし、大学卒業後ふかえ虹こども園に勤務、通信教育で保育士・幼稚園教諭の資格を取得。その後日の出福祉会を離れ、千葉の幼稚園・東京の保育園・大阪の保育園に勤務した後、ふかえ虹こども園に副園長として復帰。1年後にあかし虹保育園の園長に就任し、2019年に北おうじ虹こども園の園長に就任。


Q:日の出医療福祉グループに戻られて5年目、どんな保育を心掛けていますか?

大人が嫌がる子どもの行動の『AKU(悪)=危ない・汚い・うるさい』を許してあげたいです。それらを禁止された子どもは、いわゆる大人にとっての『都合のいい子』になってしまう。そうなったら、大人は楽かもしれないけれどその子ども自身は心身にストレスを貯めてしまうと思います。

実際に、別の法人で働いていたときに子どもが子どもらしさを見失っていると感じることがありました。でも、AKUを許したいと思う自分の考え方とその園の方針は違っていて、当時子どもたちに自分は何もできていないというジレンマを苦しく感じました。


Q:日の出福祉会に戻った後、どうされましたか?

2015年にあかし虹保育園の園長となった時、「子どもたちがしたいと思っていることを自発的にやらせてあげられる、自分がもし子どもだったら入りたいと思う施設にしたい」「職員には、子どもたちがこんな先生にいてほしいという先生になってほしい」という思いを持ちました。

子どもたちがのびのび、生き生きとしているのが一番大事なので、そのためにも職員が子どもたちに集中しやすい環境を整えることが必要でした。職員も生き生きと、ここで働いてよかったと思ってもらえるようにしたいと。それを実現するために主に3つのことに取り組みました。

①有給が取りやすく、毎日1時間の休憩が取れること
②就業時間内で仕事を終わらせ、残業を発生させないこと
③クラス内での話し合いの時間をもうけること

余暇を充実させたり、休憩をきちんと取ることによってリフレッシュができ、また残業によって仕事とプライベートが曖昧にならないように、就業時間への意識づけを行いました。また、クラス内での話し合いを行うことで一人で
仕事を抱え込むことを防止しました。①②③を新規園(北おうじ虹こども園)の立ち上げ時も取り入れており、今後も継続していきます。

“日の出医療福祉グループの目指す保育”
①子どもの最善の利益を守り、心身ともに健やかに育てます。
②命の大切さ、愛と思いやりの気持ちを育てます。
③家庭的な雰囲気の中であそびを通して基本的な生活習慣を身に着けるよう育てます。
④地域の発展と未来への懸け橋となる次世代育成に力を注ぎます。


Q:「あたたかい昼間のおうち」らしい園とは?

保育事業の各園は、地域に応じてそれぞれが独自の特色を持っています。それらは「あたたかい昼間のおうち」を目指すうえで各園が持っている個性であり、それぞれの色が合わさって子どもたちの輝かしい将来へ向けた虹の架け橋になりたいという想いを表現しています。

世間がもつ保育施設へのイメージやニーズ(「イベントが多い」「壁面装飾している」「○○を教えてほしい…」)はいろいろありますが、園長になってから、それが本当に必要なのか? 何を伝えていくのか?…等々、子どもにとって何が大切なのかを中心に考えるようにしています。

今の評価ではなく後で評価されるように、子どもを預かるプロの集団として本当に大事なもの、心に残るものを伝えていきたいと思っています。人生100年時代、100年後によかったと思えるように育てたいです。

2019年4月に開園した「北おうじ虹こども園」の屋上庭園にて。

ご回答いただきありがとうございました!

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