認知症VR体験を開催しました(北はりま日の出塾) - 日の出医療福祉グループ
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認知症VR体験を開催しました(北はりま日の出塾)


「大丈夫!まずは右足から踏み出しましょう!」

 


スマホはありません、メモもありません。
降りるべき駅、覚えてますか?

 


何がおかしいでしょう?

・・・

2月15日(金)加東市南山にある「ミナクル」にて北はりま日の出塾「VR認知症体験会」を開催しました。
認知症ではない人がバーチャルリアリティ(VR)の技術によって、「認知症を学ぶ」のではなく「認知症の中核症状を体験する」ことで、認知症のある方への理解を深められるよう全国で実施されている体験会です。講師には 「VR認知症体験会」の第一人者、株式会社シルバーウッド様をお迎えしました。

今回参加者が体験したのは、「認知症の中核症状」そのもの。
この記事の始めに掲載した3枚の画像は、今回体感したプログラムをモチーフにしたものです。

(こんな危ないところに立っているのに、足を踏み出せとはどういうこと?)
(行先が思い出せない、誰かに聞くのも勇気がでない)
(今見えているものは本物?幻覚??)

そんな状態が続くのが「認知症」症状の一例です。
すでに2人に一人が認知症になるといわれている現代において、それは決して他人ごとではありません。それでは周囲がどんな態度や声掛けを行えば認知症の患者さんは安心できるのか、症状とともに「体感」した貴重な会でした。

皆さんは「認知症」「認知症の人」に対してどのようなイメージをもっていますか?
今回の体験会の参加者は、体験の前後でその印象が大きく変わったのではないかと思います。認知症の方が安心感を持って過ごせるように、独りよがりな声掛けではなく、その人の気持ちを尊んだ対応を心掛けなければならないと改めて学んだ会でした。

 

次回北はりま日の出塾は5月22日に開催します。
テーマは「ACP(アドバンスケアプランニング)~自らが望む人生の最終段階の医療・ケアについて~」です。
ご参加を希望される方は、下記までお申し込みください。
<開催予定>
・日時:5月22日(水)13:30~15:30
・場所:小野市うるおい交流館エクラ 大会議室
<お問い合わせ・お申込み>
ふたばの里 介護相談センター(担当:神山/0794‐70‐0203)
しんじょ 小規模多機能型居宅介護(担当:土田/0795‐46‐2100)

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