- 北おうじ虹こども園
遊ぶことが大好きで、使いたい玩具を選んで出し、遊びがどんどん広がっていきますが、遊び終わった後の「片付け」という言葉は子どもたちにとって苦手だったり嫌だったりするかと思います。
使った玩具は「片付ける」ではなく『元に戻す』
これを意識できるよう毎日工夫していることがあります。
子どもたちが遊んでいる際、どうしても出しっぱなしになってしまっている玩具があります。
「これはもう使わないかな?」と尋ね、使わないと言われたら「元に戻しておくね」と伝え、職員が元の場所に戻すようにしています。
つい、「片付けてから次の玩具を出してね」「この玩具を出したの誰かな?片付けて~」と声をかけたくなりますが、まずは大人が綺麗に色別に種類別にいつもの場所へ戻すようにしています。
毎日、保育室のリセットを行い、次の日の朝も同じ環境で過ごせるように意識しています。
職員がいつも丁寧にしていることを子どもたちはよく見ているので、片付けが“嫌な時間”ではなく、自然と使ったものは元に戻してくれます。
乳児期からこれらを繰り返すことで2歳児クラスにもなると、こんなに綺麗に元に戻せるようになります。
赤ちゃんの人形もまるで本当の赤ちゃんかのように扱い、服を着せ、布団をかけてくれます。
今までは色別になっていなかったり、普段と違う場所にある玩具を見つけると、「ここじゃないや~ん」「こっちやで」と言いながら戻してくれるようにもなりました。
園生活の中で自然と身に付いていく子どもたちの姿・成長をこれからも見届けていきたいと思います。